まごころ居宅介護支援事業所
POSTED.2023.08.17
鎮魂の月
みな様、こんにちは。まごころケアマネジャーです。
8月も半分が過ぎました。
今月は原爆忌、茜雲忌、慰霊祭、迎え火・送り火など
故人やご先祖様など「死」に関わる機会が多い月ですね。
先日実家に帰った時、唐突に母親から「私の葬式は家族葬にして」と頼まれました。承知いたしました。
さてこの家族葬、コロナ禍前からも増えていたそうですが
ここ3、4年、私の回りではこれ以外のお葬式をしたと言う話を聞かなくなりました。
滋賀県や甲賀市での統計があるのかどうか分かりませんが
実感として明らかに増えたように思います。
ケアマネジャーとしてのお仕事は、一言で言うとご利用者様の死と向き合うことです。
どのように生涯を終えるのかを一緒に考えることだと理解しています。
ある研修では、寄り添い一緒に死と向き合う、そして亡くなられた後のことは葬儀屋さんに託す
というような意味のことを聞きました。亡くなるまでの期間に心血を注げということでしょう。
実務的にはそうなのでしょうが、
例えば夫婦世帯がお一人暮らしにというように、他界前後ではご遺族の生活状況は大きく変化します。
ですので、大丈夫かな、とひと月ぐらい間を空けて弔問に伺うようにしています。
個人的な心情では、人生の最終段階に関わった者としてお葬式にも参列し、一緒に悼みたい気持ちはありますが、ケアマネージャーがそこまで踏み込んで良いものかどうかの判断がつかないまま
家族葬ばかりの風潮でその機会は更に遠のいています。
人一人が生涯を閉じる時、親族でなくとも一緒に悼みたいと思われる方々があるはずなのですが
さて、お別れのかたちってどうなってゆくのでしょうね。