訪問リハビリテーション まごころ
POSTED.2024.06.07
マッサージ店が無くならない理由
こんにちは。
滋賀県甲賀市にあります“まごころリハビリテーション部”です。
先週に会議があり、腰を痛めました。
今回は特別腰がだるく、会議後、座って運転して帰るのが耐えられないほどです。
長時間デスクワークなどで座っていると、私は腰がだるくなったり、痛くなります。
それを我慢し、座り続けた結果、、、
その日の晩には、腰がパンパンでだるさが最高潮です。
何とかできないかと、家族に頼みました。
私「腰めっちゃだるいし、揉んで!」
家族「揉むん?マッサージ嫌いやのに、いいの?」
私「うん、腰の筋肉揉んで!」
そして、多裂筋などの脊柱起立筋群を、約10分間揉んでもらいました。
揉んでもらっているときは、とても気持ちいい感じがします。
和らいでいるような錯覚を起こします。
10分後、、、、
立ってみると、更に腰のだるさが倍増しました。
やっぱり揉むべきではないと分かったにも関わらず、、、
家事を終えた後、また10分間揉んでもらいました。
今度は更に腰〜お尻にかけてダルさが増しました。
「もうあかん。」
「これでは明日仕事に行けへん。」
ふと、こんなことを思いました。
『マッサージ店が無くならないのは、これだな。』と。
それは、、、
①肩凝りや筋肉に張り(スパズム)が出現。
↓
②その緩和の為に、マッサージ店を訪れる。
↓
③揉まれまくる。
↓
④緩和した、マシになった感じがする。
↓
⑤すぐに元に戻る。
↓
⑥またマッサージ店へ行く。
といった負のループが繰り返される。
そのため、ずっと通い続けなければいけないし、揉んでもらっているときの快刺激が頭に残ります。
そうすることで、すぐにその刺激を欲するようになります。
いわゆる中毒の状態です。
自分で受けてみて分かりました。
それが慰安目的なら何も問題はないですが、治すとなると別物だと。
理学療法士の行うマッサージは、物理療法に法律上も分類され、
効果は、
1)精神の緊張緩和(反射作用)
2)浮腫の改善
の二つです。
今回、家族にやってもらったのは、このどちらにも当てはまりません。
理学療法士・作業療法士が治療者として、改善を考える場合、必ず目的をもって治療しなければ目的とする効果は現れません。
なんとなく良くなったでは、法則性のない技術となってしまいます。
それでは専門家とは程遠いと考えられます。
しっかり、目的をもって治療することが臨床で悩んでいる人が一番最初にすべきことです。
P.S.
経験として、慰安目的のマッサージ店にも今度行ってみようと思います。