訪問リハビリテーション まごころ
POSTED.2026.02.02
「リハビリテーションって何?」
こんにちは。
滋賀県甲賀市にあります“まごころリハビリテーション部”です。
2月に入り、寒さが一段と厳しくなってきましたね。
地域によっては雪が積もり、足元が滑りやすくなっているところもあるかと思います。
この時期は、転倒や体調不良、持病の悪化などで体を崩しやすく、入院される方が増える季節でもあります。
どうか無理をせず、暖かくして、足元や体調に気をつけながらお過ごしくださいね。
さて、新年を迎えてから、あっという間に1ヶ月が経ちました。
「今年こそは体を大切にしよう」
「できることを増やしていきたい」
そんなふうに、心機一転されている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、原点回帰として、「そもそもリハビリテーションとは何なのか?」
というところからお話ししていきたいと思います。
リハビリは、ただ運動をすることでも、きつい訓練を我慢することでもありません。
このブログを通して、リハビリテーションの目的や考え方、理学療法・作業療法の役割について、少しでも分かりやすくお伝えできればと思います。
●リハビリテーションってそもそも何?
「リハビリテーション」と聞くと、ざっくり「運動をする」「体を動かす」というイメージを持たれる方も多いと思います。
でも実際には、
・リハビリの先生によって内容が違う。
・運動の日もあれば、生活動作の練習の日もある。
・リハビリの先生は何を考えながらリハビリをしているの?
そんなふうに感じたことはありませんか?
そこで今回は、リハビリテーションの目的や考え方、そして理学療法・作業療法の役割について、分かりやすくお伝えします。
大前提として、医学におけるリハビリテーションは「チーム医療」です。
リハビリテーションは、理学療法士や作業療法士だけが行うものではありません。
医師、看護師、介護士、ケアマネジャーなど、さまざまな職種が関わりながら、その人の生活を支えていく医療・ケアの考え方です。
•医師:治療方針や医学的判断
•看護師:健康管理や医療的ケア
•介護士:日々の生活支援
•ケアマネジャー:サービス全体の調整
このチーム医療の一部として、理学療法・作業療法があります。
●リハビリテーション医学の先駆者「Kottke(コットキー)医師」
リハビリテーションの考え方を分かりやすく整理した医師の一人が、Kottke(コットキー)医師です。
Kottke(コットキー) は、リハビリテーション医学の基礎的な考え方・原則を体系化した人物として知られています。
Kottke医師は、リハビリテーションとは、
「その人が、その人らしく生活し続けることを支える医療である」
という考え方を示しました。
リハビリは「運動そのもの」が目的ではなく、生活や人生を支えるための手段だという考え方です。
この考え方は、今も世界中のリハビリテーション医療の現場や教育においての土台となっています。
●Kottke医師による“リハビリテーション”とはKottke医師は、リハビリテーションを次のように考えました。
① まずは、できる限り「回復」を目指す。※予防も重要。
身体の機能は、回復の可能性がある限り、回復を目指す。
② 今ある力を最大限に活かす。※継続が重要。
すべてが元通りにならなくても、残っている力をどう使うかで、生活は変えられる。
③ 必要に応じて、道具や環境を整えて、活かす
福祉用具や住環境の調整も、大切なリハビリテーションの一部です。
④ 生活につなげる
訓練のための訓練ではなく、実際の生活に役立つことが重要です。
●理学療法士・作業療法士の役割
理学療法と作業療法は、法律で役割が定められています。
理学療法士(PT)・作業療法士(OT)は、国家資格であり、その役割は「理学療法士及び作業療法士法」という法律で定められています。
・理学療法(Physical Therapy:PT)の目的と役割理学療法とは、
「身体に障害のある方に対し、基本的動作能力(起きる・立つ・歩くなど)の回復や維持、またはその悪化を防ぐことを目的として行われる治療」です。
理学療法が担う役割
•基本的動作(立つ・歩く・寝返り・起き上がり・立ち上がり)といった動作の改善
•関節の可動域や筋力、持久力、協調性(カラダの動かしやすさ)、バランスの向上
•痛みや動きにくさへの対応
つまり理学療法士は、
「動ける身体の土台を整える専門家」です。
●作業療法(Occupational Therapy:OT)の目的と役割
作業療法とは、「身体または精神に障害のある方に対し、応用的動作能力や社会的適応能力の回復や維持、またはその悪化を防ぐことを目的として行われる治療」です。
作業療法が担う役割
•食事・更衣・トイレ・入浴などの生活動作
•家事や仕事、趣味への復帰
•動作方法や環境の工夫
つまり作業療法士は、
「その人らしい生活を形にする専門家」です。
理学療法と作業療法は、同じゴールを目指しています。
•理学療法:身体を整える
•作業療法:生活を整える
役割は違いますが、それぞれの専門性を生かして、同じゴールに向かって、「リハビリテーション(社会復帰)」を支えます。
それは、
“その人が、その人らしく生活し続けられること”
●最後に 〜私たちが大切にしていること私たち“まごころリハビリテーション部“では、リハビリテーションの本来の考え方を大切にし、チーム医療の一員として、その人の生活に寄り添うリハビリを提供しています。
訪問看護でのリハビリテーションにおいても、運動をすること自体を目的にするのではなく、「生活が前に進むこと」、「その人らしく生活し続けられること」をゴールに考えています。
“一人ひとりの人生に、まごころを込めて。”
それが、私たちのリハビリテーションです。
これからも私たちは、地域の皆さまが安心して暮らし続けられるよう、まごころを込めたリハビリテーションを提供していきます。
P.S.
実は「リハビリテーション」という言葉の語源はラテン語で
「もう一度、その人らしくする」という意味があるそうです。
きつーい運動や訓練のイメージが強い言葉ですが、本来はとてもやさしい言葉なんですね。
























