訪問リハビリテーション まごころ
POSTED.2025.10.20
登山とリハビリの意外な関係|理学療法士が教える健康維持のポイント
こんにちは。
滋賀県甲賀市にあります“まごころリハビリテーション部”です。
朝夕の空気に秋らしさを感じる頃となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、10月3日は「登山の日」です。
登山とリハビリには直接的なつながりは少ないものの、実はさまざまな観点から関わりがあります。
1.健康維持・予防
登山は有酸素運動であり、心肺機能の改善や生活習慣病の予防に効果的です。また、筋力や持久力の向上にも役立ち、理学療法で大切にしている「転倒予防」や「活動量の増加」にもつながります。
2.運動療法とのつながり
登山の動作は「歩行」「段差昇降」「荷物の持ち運び」など、日常生活動作(ADL)の延長にあたります。理学療法で行う筋力強化や全身調整の運動は、登山の安全性やパフォーマンスの向上に直結します。
3.リハビリの目標設定
利用者さまの中には「また山に登りたい」という希望を持たれる方もいらっしゃいます。登山は「趣味の再獲得」や「生活の質(QOL)の向上」を象徴する活動のひとつであり、リハビリの目標設定に結びつくことも少なくありません。
4.障害予防
登山では膝関節痛、足関節捻挫、腰痛などが起こりやすいですが、理学療法の観点からはストレッチや筋力強化、歩行訓練を通じてケガの予防に貢献できます。
登山と理学療法は一見かけ離れたものに思えますが、健康維持や予防、運動機能の向上という観点では多くの共通点があります。
私たちは、利用者さま一人ひとりの「やりたいこと」「かなえたいこと」を大切にし、その実現に向けたサポートを続けてまいります。
秋は体を動かしやすい季節です。
どうぞ皆さまも無理のない範囲で体を動かし、爽やかな季節をお楽しみください。
今後とも皆さまの健康を支える存在であり続けられるよう努めてまいります。